羽を怪我しているあーちゃんを道路で保護して今日で1ヶ月がたちました。
カラスのヒナの飼育なんて何もかもわからないことだらけで、ネットや本を連日のように調べまくっています。
あーちゃんは左羽を複雑骨折していてお医者さんに今後完全に飛べる可能性が低いといわれたので今も我が家にいますが、本当は自然に帰してやりたいとずっと思っているのです。
カラスはまだ飛べない段階で巣立ちし、巣立ちから数ヶ月の間に親にエサのとり方や飛び方などの生きるすべを習います。
この時期を逸すると何も学習できないまま大人になってしまい、今後エサも自分で摂ることが困難になり、群れからも孤立してしまう可能性が強いのです。
なので自然に帰すならヒナである今が最もいいように思うのです。
少しは飛べるし‥
ただ、自然に帰しても世話をしてくれる親ガラスまたは親代わりのカラスが都合よく現れるかどうか‥
もともと親に見捨てられた子である可能性も高いのです。
もちろん一生飼ってやることもできるのですが、野性の強いカラスにとってはストレスの多いことのようで、病気になったり発育不全になったり、ノイローゼになるケースもあるそうです。
頭はいいけど人間に従う性質をもっていないため、しつけも難しく、悪戯や凶暴化も年齢が進むにつれてひどくなるそうで、人間との共同生活はかなり難しそうです。
しかも20~40年の寿命があるそうな。。。
これがカラスが人にもよく慣れ、頭もいいのにペットに向かない理由でしょうね。
(糞もデカイし‥^^;)
たとえ死んでも自然に帰してしてやるべきか、このまま腹をくくって保護するべきか。
帰すなら今がベストなのか‥
もう少し飛べるようになってエサも自分で食べれるようになってからのが良いのか‥
毎日どうしたらいいか悩みながらお世話を続けて早1ヶ月がたちました。
ベランダで元気に水浴び&毛づくろいをするあーちゃん
今朝は昨日の雨も止んで良いお天気だったのでベランダで日光浴&水浴びをさせていた矢先のことです!
親ガラスなのか、夫婦のハシボソカラスのペアがベランダの縁まで降りてきたのです!!!
ケージの中のあーちゃんとそのカラス達はしきりに鳴き合っているではないですか!
ついにお母さんとお父さんが来てくれた!?
これまでも遠くの電線あたりであーちゃんと少しばかり鳴きあうカラスはいたのですが、こんなに近くにしかも夫婦で現れたのは初めてです!
「あーちゃんを連れていってやって!」
(あーちゃんが一緒に飛べるのか不明ですが)
でもあーちゃんはケージの中。
私はついケージを取っ払いに部屋からベランダへ出ました。
‥当然親カラス?は私を警戒して飛び去ってしまいました(><。)
そのまましばらくは親カラス?の再来をケージなしで待ちました。
ベランダの下半分に張り巡らせた網は今ではあーちゃんは飛び越すことも出来るハズなので、このまま親がまた来たらあーちゃんはいってしまって二度と会えないかも‥もしかしたら飛べなくて2階から落ちてしまうかも‥
不安を抱えながら部屋の中から見守っていましたが、結局2時間待っても二度とやって来ませんでした。。。
あーちゃんもお腹がすいて私にエサをねだり始めたのであきらめて家に入れました。
でも明日も午前中はケージなしでベランダに出してみようと思います。
親?はまた来るのか、来てどうするのか(もしかしたら自分の子ではないと苛めるかも)観察したいのです。
そしてもし3羽が一緒に飛び立っていけたなら、いろいろ心配ですが、それが一番いいように思います。
我が家に来てちょうど1ヶ月目の出来事でした。
親の再来を待つあーちゃん(と私)