今日は朝イチで黒ネコを動物病院に連れて行った。
昨夜は一晩中暖房をつけてネコを暖めていたけど、昨日よりずっと弱っているようだ‥
何としても口の中を診てもらって、早くエサが食べれるようにしてもらいたかった。
連れて行った先の病院が運悪く定休日で、近くの「ナイル動物病院」という病院に行ったら、先生は外国人の方だった。(ナイル川の方の人なのかな)
とにかくレントゲンを撮っていろいろ検査をしないことには何も処置できないということで、全てをおまかせした。
結果は辛いものだった。
黒ちゃんはもうずいぶんな歳で、腎機能が悪く、そのため食欲がなく、また口の中は、舌を切っていること、さらに口内炎とボロボロの歯が歯茎の中でグラグラしているため痛くて食べたり飲んだりできないようなのだ。
先生はボロボロになった歯を何本か抜歯していた。
脱水症状も見られたし、口腔内の炎症のためか白血球の数値も異常に高い。
レントゲンで見た黒ちゃんのお腹の中はカラッポだった。
幸い骨折やネコウィルス、ネコエイズなどの病気はいっさいなかった。
今後どうしたいか先生に聞かれた。
このまま、最低でも1週間は入院させて24時間管理で点滴して流動食を与えても、
年齢による肝機能の悪化は完全に治るとは限らない。
さらにその後は通院も必要だ。
しかしこのまま家に連れて帰っても、衰弱して死ぬのを待つだけだという。
そして費用は入院費をサービスしてもらっても、ざっと見積もって1週間の入院で7万円ほどかかる‥
今回の検査と処置だけですでに3万円もかっかっているのだ‥
口の中に異物がひっかかっていて、取り除けば治ると簡単に考えていた。
体が小さいのでまだ若いネコだと思っていた。
でも、原因は加齢による腎機能の低下と口腔内環境だった。
最高の処置をしてもらっても、もう元気にはならないような気がした。
お金もそんなに無理だと思った。
そして何より黒ちゃんはそんなこと望んでいるはずもないと思った。
全部あきらめて、黒ちゃんを家に連れて帰った。
辛い目ばかりにあわせたような気がして悲しかった。
こうなったら、せめて飼い主の元で死なせてあげたい!
ユキさんと、絶対ムリだと思うけど、飼い主を探そうということになって、黒ちゃんを見つけたあたりに出かけた。
後編に続く